テニス肘ってなに?「腕を伸ばすと痛い」

腕を伸ばすと痛い症状が出てお困りではありませんか?その腕の痛みはもしかすると「テニス肘」からきているかもしれません。「えっテニスなんてしていない」って思いませんでしたか?

実はテニスをしていなくても、日常の生活の中でテニス肘になる事はよくあるのです。今回はテニス肘とは何なのか、その原因と対処法をお伝えいたします。


1. テニス肘とは?安静第一!?

テニス肘とはよくテニスプレーヤーがかかる事からついた俗称です。正式名は上腕骨外側上顆炎という少し難しい病名です。腕をよく使う方が
なりやすいため、現在ではゴルフ肘とも呼ばれています。

上腕骨外側上顆というのは、肘の真ん中らへんにある丸い骨の事を示します。そこには、腕を伸ばすのに重要な筋肉が集まっているため、炎症が起きると、腕を伸ばす動作で痛みが発生するようになるのです。

テニス肘は主に、筋肉の使いすぎや使い方の悪さによって、肘に負荷が蓄積された事で発症します。

ですので、テニス肘の一番の治療はできるだけ酷使していた腕を安静にする事なのです。テニス肘と診断された場合は、極力腕を休めるよう心掛けましょう。


2.  自分でできる治療

安静第一といっても、腕を使わざるを得ない職業の人には、無理な話ですよね。そんな時は、できる限り自分でケアしていくようにしましょう。

まずは、エルボーバンドの装着です。このバンドを腕に装着したからといって痛みは引きませんが、腕の負担を和らげる事は出来ます。腕の炎症がひどい時は、装着しておくようにしましょう。そして、痛みが少し引いてきた頃合いを見て、ストレッチを始めていきましょう。

今回は誰でもできる簡単なストレッチをご紹介します。まず腕を体の前に出して、手首を下にダランと曲げてください。その状態で指を5本とも自分の太ももにぺったり押し付けましょう。

手の指の付け根の部分をほぐすような感覚ですると良いでしょう。1セット20秒を一日に3回してください。このストレッチによって緊張状態になっている腕の筋肉を柔軟にほぐしてあげる事が出来ますよ。


3. 痛みがひどい時の治療

痛みがひどい時は、自己流のケアを行わない方が良いでしょう。
負荷で炎症を引き起こしている腕に、さらに負荷をかけてしまい、悪化させてしまうケースが多いためです。病院で行われる治療は大きく分けて、薬物療法と理学療法です。

どちらも根本的な治療ではなく、まずは痛みと負荷を取り除く目的で行われます。薬物療法では、鎮痛剤と抗炎症剤が使われます。鎮痛剤は局所麻酔の注射を、抗炎症剤はステロイド注射を打つのが一般的です。

しかし、ステロイドは長期的に使用すると副作用が問題となってくるため、処方してもらう時は注意しましょう。

理学療法では、レーザーや針、超音波などが用いられます。治療を受けた時は、痛みが軽減されますが、油断して腕に負荷をかけてしまうとその効果はすぐになくなってしまいます。理学療法に頼るのではなく、
痛みがひどい時は、自分自身で腕の負担をなくす努力をしていきましょう。


最後に
いずれにしてもテニス肘は腕の使いすぎから引き起こされる炎症です。

早く完治したいのであれば、腕をなるべく使わないように安静にしているのがベストなのです。日常生活の中で、腕の負担を減らす努力を積極的に行っていきましょう。