低体温の治療、一体どこを受診すればいいの?

通常、健康な人の体温は36.5度~37.1度程度に保たれています。
しかし、ストレスや生活習慣など様々な要因により、
平熱が36度以下に低下してしまっている低体温の方が近年急増しています。
実は低体温には、病気が潜んでいる場合があり、
治療を必要とする事もあります。
今回は、治療を必要とするケースについて解説していきます。


1. 低体温、精神病が隠れているケース

人間の体温は、自律神経によって調節されています。自律神経が乱れてしまうと、体温調節が難しくなり、体の深部の温度が低下する低体温になってしまいます。

自律神経が乱れる要因として多いのが、ストレスです。
ストレス過多の状態が続くと、うつ病や自律神経失調症など、

精神病を発症すると同時に体温が低下し、様々な身体的不調を示すようになります。
平熱が低い以外に、感情の起伏が激しい、常に倦怠感を感じる、

落ち込みやすいなどの症状を感じる場合は、うつ病や自律神経失調症になっている可能性があります。まずは、内科で検査してもらい、異常がなければ精神科や心療内科を受診して、適切な処置を受けましょう。


2. 低体温、甲状腺の異常が隠れているケース

低体温で見落とされがちな病気が、甲状腺の異常です。甲状腺と聞いてもピンとこない方も多いと思いますが、実は体温調節に非常に重要な役割を担っています。

甲状腺とは喉仏周辺にある器官で、甲状腺ホルモンという物質を分泌する事で、体全体の代謝を活性化させます。

甲状腺に何らかの異常が生じると、ホルモン量が減少し、それに伴い人体の活動全体が低下してしまいます。低体温の他に、体がだるい、気力が出ない、

思うように活動出来ないという症状がある場合は、甲状腺の異常を念頭に置き、まずは内科で詳しい血液検査をしてもらいましょう。

出来れば、大きい総合病院の内分泌科でしっかり検査してもらうと安心でしょう。


3. 低体温、婦人科系疾患を併発しているケース

低体温の方に特に気をつけてほしいのが、婦人科系の疾患です。
生理不順や下腹部の違和感、生理痛がひどい女性は、一度しっかりと基礎体温をつけてみましょう。

基礎体温が36度以下の低体温になっていると、子宮や卵巣などで何かトラブルが起きている可能性があります。子宮や卵巣などの生殖器官は低体温の影響を最も受けやすい器官の一つです。

放置しておく事で、月経時に経血がしっかり排出されずに子宮内に滞留し、子宮内膜症や子宮筋腫の温床になってしまいます。

不妊症の原因にもなるので、早めに婦人科を受診し、一通り検査すると同時に、漢方などを処方してもらいましょう。


最後に低体温の裏に病気が潜んでいる場合、負の連鎖で症状も低体温も悪化を一途を辿ってしまいます。上記の3点に心当たりがあるのなら、適切な病院を受診して、しっかり治療に取り組みましょう。